看護師の給料は他の仕事よりも高額、その訳は?

看護師の給料は他の仕事よりも高額、その訳をお教えします!

看護師の給料が高額な訳

看護師って、給料が高くていいよね~と思われる方も多いのではないでしょうか。ところが、実際看護師の給料が高いのにはわけがあることに気が付いていないかたもいらっしゃるかもしれません。そこで、看護師の給料が高額なわけについて、触れてみたいと思います。

 

●看護師の給料はなぜ高い?!

・深刻な看護師不足により、残業や一人当たりの担当患者数がどうしても増加してしまっているから。たとえば、日勤で勤務していたのに、そのまま夜勤になってしまい、+残業という事態までありえます。

 

・慢性期医療といって、老人病院などで夜勤の看護師が一人の老人を看取ることになると、普通は夜間の担当患者数は27.5人なのが看取りにかかりつけになり、もう一人が54人を担当することになってしまったりするのです。

 

・このようなハードワークから、看護師が結婚し、子供を持つことを考え始めるとみなさん離職を考えるようです。今日本の看護師の現状としては、子育て世代の看護師がみなこぞって離職するというもので、職場に定着してもらうためにしっかり取り組んでもらわないといけないようです。

 

・看護師の超過勤務や激務で、実際に過労死として労災が認められたケースもあります。25歳でくも膜下出血で亡くなられた看護師のケースなどを見ると、給料が高いのはある意味そういったリスクを示しているともいえるのかも。

 

・勤務時間の長さ、夜勤のハードさから離職を決める看護師も多く、給料を高く設定しても離職していく看護師は後を絶たない。

 

・医療事故、業務中の医療ミスをしないかと常に心配がつきまとう。

 

・看護師の給料は高いものの、実際にその給料と自分の勤務内容が見合っていると思う方は少数で、そのくらい勤務がハードだということ。

 

看護師の給料って、高額なわけの理由はこんなことが背景に隠れているのです。それでも誇りを持てる仕事として、頑張って看護師を続けてくれている看護師さんたちに感謝ですね。

 

看護師転職が多いわけ

看護師の給料

看護師は、一般的に給料が高いと思われています。ちょっと前のデータになりますが、平成22年度のデータでは、看護師の平均月収は32万円となっています。ボーナスを入れると、平均年収は469万、平均時給は1,916円ということになるのだそうです。これはかなり良い給料だと思われるのではないでしょうか?

 

実際、看護師の給料には実は差があるということも頭に入れておきたいものですねたとえば、大きい病院に勤める専門看護師や認定看護師といった資格を持っている看護師であれば、年収は600万円代に届く方も多いようですし、逆に小さな個人病院の看護師だと年収は300万円弱ということもあるそうです。そう、それぞれの看護師さんが務める場所によって、年収というのは変わってくるものなのですよね。資格の有無でもさらに給与は上下するようですから、看護師を目指しているのであれば常にキャリアアップを考えながら勤務したほうがよいかもしれませんよ。

 

看護師の仕事は社会が不況でも年収や月収、時給は下がることはなく安定しているのが看護師の仕事のよいところです。とはいえ、夜勤や残業、その上に看護師不足によって自分が見なくてはならない担当患者の数も多く、医療ミスをしてしまえば命に係わるという重圧を抱えて毎日過ごさなくてはならないため、そういったことを含めて普通の20代前半のOLさんよりも若干お給料がよくなっているわけなのですね。

 

もちろん、現在看護師は不足していますから、病院側もその対策としてより給料を高くしたり、高齢化社会に伴う看護師のニーズから福利厚生など看護師を優遇する条件は増えるかもしれませんよね!

 

現在の看護師の平均年収は約470万円前後、平均月収は32万円前後で平均時給は約1900円くらいだそうですよ。年間ボーナス等は83万円くらいで、男性の平均年収が462万円なのに対して、女性の平均年収は470万円だそうです。とはいえ、女性が9割、男性が1割弱なのですけれどね。